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記者 | 神田まつやの味を左右していると言っても過言ではないお立場の市川店長さんに、色々と秘密を聞いてみたいと思います。まずは自己紹介をしてください。 |
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市川 | 神田まつや吉祥寺店の市川と申します。取り柄といえば、一所懸命やることですか、まあ、そんなところです。神田まつやへは15歳で勤めて、この道ひと筋35年です。現在、50歳になりました。何事も根気です。 |
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記者 | へえ、驚きです。一言で35年と言っても凄いことですよね。色々なご苦労もあったと思いますが、何がたいへんでしょうか。 |
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市川 | そうですね。朝が早いことですかね。それは今でも同じです。 |
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記者 | 神田まつやの味のこだわりというところをお尋ねしたいのですが・・・・。 |
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市川 | 特に気をつけているのが、神田まつやは一貫して昔の味を守っていることでしょうか。新しい味も大事ですが、古くて良いものは大切に守ってゆきたいものです。 |
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記者 | そば打ちの秘訣といいましょうか、なにかそういうものってあるのでしょうか。 |
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市川 | やはり「揉み」ですね。「揉み」が良ければ、打つのがうまくゆく。そこが最大のポイントだと思います。 |
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記者 | 吉祥寺店のイチオシは何ですか? |
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市川 | 「野菜盛り合わせ天もり」ですね。揚げたてのてんぷら、野菜のしゃきしゃきした食感が美味しいですよ。これは本店には無いメニューです。 |
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記者 | 市川店長さんが一番嬉しいことはなんでしょうか。 |
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市川 | 当たり前のことですけれど、お客様に「おいしかったよ。」と言われることです。それがなによりです。 |
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記者 | お店にはたくさんの若い方々もいらっしゃると思いますが、後輩に一言。 |
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市川 | なにごとも辛抱だと思います。とにかく、辛抱。 |
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記者 | ありがとうございました。 |